しげしげ

骨董市でのお客様達、
基本皆さん、無言でむんずと商品を手に取り、
しげしげ眺めて、まず元の位置に戻す。

お皿とか陶器、真鍮の物だと、
ちんちーーーん、親指と人差し指で確認されたり。

なかなか手に取って一発で購入される方って少ないです、
他にお店もありますから、回ってからって方が少なくありません。

こちらとしても良く見ていただいて全然構わないし、見てください。

時に、
すっと来て、手に取って確認したかと思うと、
「これお願いします。」っと気持ちのいいお買い物をしてくれるお客様が登場。

(良く見るのが悪いと言ってる訳ではないです、しつこいですが、私も買うとき、吟味しますから。)

そんなやり取りになった時、
受け継いで来た物を上手くバトンを渡せたなーっと、
こちらとしても嬉しくなります。

手に取ってとーーーっても悩んで、
「やっぱり連れて帰ります!」って言ってくれるのも、もちろん嬉しい。

「可愛がってもらえよーーーーー♪」っと心の中で毎回叫んでおります。

同じお皿でも、
絵の発色やキズの入り方が1枚たりとも同じ物がない世界。
骨董市に行って、あー良いな〜って思ったら手に取ってみてください。

出来たら一言お店の方へ声をかけてくださいね、
うちにはありませんが、高価な物を置いているお店がありますから。

その一言で価格に反映される可能性もあります(笑)
やっぱりお互い気持ち良いやり取りしたいものです。

そして、見た目怖そうな骨董屋のおじさん達、
話かけると実は優しい人が多いので、質問してみると、
色々教えてくれますよ。

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